コラム
【看護師を目指す】あなたに向いているのはどっち?~大学と専門学校~
看護師になるには大学(看護系学部)や看護専門学校などを卒業して、受験資格を得たのちに国家試験に合格する必要があります。
では、高校生が看護師を目指す時に、大学と専門学校のどちらが良いのでしょうか?
実はどちらにもメリット・デメリットがあるのでご自身の将来ビジョンに照らし合わせて決めるのが良いでしょう。
というわけで、今回はそれぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。
<専門学校のメリット>
・トータルの学費が安く済む
・早く看護師の経験を積むことができる
・大学に比べると入試のハードルが低い
まず、専門学校は3年間(97単位以上)で卒業することができます。
なので、大学に比べて学費を安く抑え、看護師としてのキャリアも早くスタートできます。
また大学に比べると入学のハードルが低いので、最小限の準備でこれから看護師を目指すのであれば専門学校が良い選択肢となるでしょう。
<専門学校のデメリット>
・3年間かなり忙しい
・初任給や出世で不利になる可能性がある
専門学校が3年間で卒業できるのはメリットでもあるのですが、かなり忙しい3年間を覚悟しなくてはいけません。
また就職後は実力主義とはいえ、大卒と比べれば初任給や出世のスピードが不利になる可能性があります。
<大学のメリット>
・専門学校に比べれば時間的な余裕がある
・他ジャンルの学生と交流できる機会が多い
・助産師や保健師など他の資格も目指せる
・初任給や出世で有利になる可能性がある
大学1~2年次であれば時間的な余裕もあるので、キャンパスライフを謳歌できます。
看護学部だけの大学もありますが、多くの大学は他学部も併設されているので、薬学部や文学部など他ジャンルの学生と交流できるのは大学の強みといえます。
さらに助産師や保健師などの受験資格を得られる大学もあるので看護師+αを目指す方にとっては大学への進学が最適な選択肢となるでしょう。
また大卒の方が初任給や出世が有利になるケースが多いようです。
<大学のデメリット>
・卒業までに4年間必要で学費が高い
・入試のハードルが高いことがある
大学は卒業までに4年間(124単位)が必要です。
従って、専門学校に比べるとトータルの学費が高くなり、看護師として働き始めるのも遅くなります。
また、入試が難しい大学もありますので、受験勉強や情報収集など入念な準備が必要になります。